1. 現状と課題

我が国は技術立国を標榜し、技術先導性をもって社会を牽引してきました。しかしながら、今後の社会に不可欠なアプリケーション技術、それを支えるインフラ技術、そして持続可能な社会を構築するための基幹技術など、その担い手となる技術者不足が深刻化しています。特に山梨県内の産業界においては、この状況は極めて憂慮すべき事態です。

この状況を打破するためには、子供たちの理科離れを食い止め、ものづくりの面白さを育み、将来技術に携わる人材を育成することが不可欠です。しかし、理科教育を担う教員不足など、国や地方自治体の課題解決だけに頼ることができない状況となっています。

2. 設立の目的

このような状況を踏まえ、産業界において技術開発、生産技術、技術マネジメント、大学での研究教育などに携わってきた山梨大学工学部のOBを中心に、同大学同窓会の一つである山梨工業会山梨支部の事業として、子供たちにものづくりや理科の面白さを育む「山梨理科クラブ」を令和5年6月に設立いたしました。

3. 基本理念

当クラブは、以下の基本理念に基づき活動を行います。

継続的な活動: 一度限りのイベントではなく、継続的な講習会などを開催し、子供たちの好奇心を育みます。

深い学び: ものづくりの面白さを体験するだけでなく、その仕組み、原理、物理現象などに思考を巡らせ、疑問を持つように促します。

理工系人材の育成: 将来的に理工系分野を目指す子供たちを増やします。

4. 活動内容

山梨県内の小中学生を対象に、年間3~4回のものづくりを中心とした講習会を、運営メンバーのボランティア活動として、山梨大学工学部・生命環境学部の支援を受けながら実施いたします。

5. これまでの活動と今後の展望

これまでの活動において、子供たちや保護者の方々から大変良い評価をいただいております。今後も同様の企画を実施し、継続していくとともに、活動内容の更なる充実を図ってまいります。

6. ご支援のお願い

当クラブの活動にご理解ご賛同いただき、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

2025年2月5日      
山梨理科クラブ会長 土屋治彦